以前の記事で、自転車を飛行機でインドネシアに持ち込んだ経緯について書きました。
今回はラレー(Raleigh)CRN のカスタマイズについて紹介したいと思います。

2014_011

スペックの詳細はラレーのオフィシャルサイトに紹介されてますので、そちらを参照にしてください。

私のラレーCRNは、2014年バージョンのクラブグリーン。

紹介するのは、主に私がここインドネシアでロードバイクを快適に乗るために買い揃えたオプション品やアクセサリー類についてです。
日本とはロードバイクに乗る環境が違いますので、そのあたりを踏まえて選びました。

ちなみに私のロードバイクに関しての知識は「弱虫ペダル」からのみですので、あくまで素人目線のチョイスだということで・・・。

1. ペダル

三ヶ島ペタル(MKS SYLVAN TOURING Silver)

CRNにはもともとペダルは付属していませんでしたので、乗るために真っ先に購入する必要があったのがペダルでした。
初心者なのでビンディングでペダルと靴を固定して走るということは全く考えていなかったので、シンプルなものでCRNのクラシックなデザインに合うものということでこれにしました。
三ヶ島というブランドがネット上で評判がよかったのも一つの理由です。

素人なので使っていてもこのペダルの良し悪しとか全然わかりませんが、走行中特に不具合を感じることはないので、このペダルでよかったと思います。


2. サドル

セレ・アナトミカ(Selle An-Atomica)TITANICO-T
IMG_5893

日本でマウンテンバイクに乗っているとき、いや中学・高校時代にママチャリで自転車通学していたときから、お尻の痛み-坐骨結節の痛みは、自転車を楽しむにあたって大きな問題でした。

体力がまだ残っていても、坐骨の痛みのためにそれ以上走れなくなるといったことも多々ありました。

少しでも坐骨にかかる負担を減らそうとジェル入りのサドルカバーを試したこともありましたが、シリコーン製のインソールが踵の痛みの軽減に気休め程度しか効かないのと同様、あまり効果はありませんでした。

そんなわけで、CRNをカスタマイズするにあたり、真っ先に考慮したのがサドルの選択でした。

いろいろ情報収集した結果、最終的に選んだのがこのSelle Anatomicaというサドルでした。

防水加工された革製サドルで、サドルの中央にスリットが入っておりペダリング時の坐骨結節にかかる負担を減らす効果があるのと、サドル下にあるスクリューを締めたり緩めたりすることで革のテンションが調整でき坐骨への負担を調整することができるのが特徴です。
さらに革製品ということで使えば使うほど本人にフィットしてくるらしいです。

このSelle Anatomicaを1年半ほど使用してきた効果ですが・・・いまだに坐骨結節の痛みに悩まされています。
CRN本体付属のサドルを使ったことがないのでわかりませんが、革がしなってる感触はあるので坐骨結節への負荷は軽減されているとは思います。
革の表面に私の坐骨結節の跡も付きはじめたので、私のお尻の形にフィットしてきたのかなあとは思います。

ただ週末にCRNを乗る時は必ずゲルパッド入りのインナーパンツを併用はしています・・・。


3. タイヤ

Panaracer(パナレーサー) RACE D Evo2

サドルに次いで考慮したのがタイヤです。
そう、自転車乗りにとって一番厄介なのが走行中のパンクです。

もし日本で走行中にパンクしたら、近くの自転車屋さんを探してパンク修理をしてもらうか、もしくはパンク修理キッドでその場で自分で修理するかのどちらかだと思います。

ここジャカルタでは、
  1. 日常生活で自転車に乗っている人がほとんどいないため、自転車屋を探すことが困難
  2. 舗装道路でもデコボコしていたり何か落ちていたりと、パンクのリスクが高い
  3. 高温多湿の気候のため、その場で修理して携帯ポンプで空気を入れるのが重労働
という悪条件になるため、できるだけパンクのしないタイヤを選ぶ必要がありました。

当初、「ノーパンクタイヤ」と呼ばれるチューブレスのタイヤも考えていたのですが、
「パンクはしないけどおそろしく重い」「衝撃が吸収されないのでお尻が痛くなる」
といったネット上の評判から除外。
普通のチューブタイヤでなるべくパンクのしないと評判のものを選ぶことにしました。

最終的に選択肢に残ったのは、
の2つでしたが、Panaracerを選んだ理由は、参考にしたウェブサイトに分かりやすく耐パンク性能の説明があったことと、タイヤのサイドのカラーがブラウンというのも選べたことでした。

一昨年の8月にインドネシアにCRNを運んできてから約1年半、平日には職場までの約1㎞を自転車通勤、週末には2~30㎞ジャカルタ市内を徘徊、一昨年の9月にはBogor、Bandung、Cirebonと約600㎞、1週間のツーリングをしたりしてきましたが、結果、パンクしたのは今のところ前タイヤ1回のみです。

予備のチューブも数本購入してありますが今のところ出番はなく、このPanaracerは買って大成功だったと思います。



4. スタンド

アップスタンド(携帯用カーボンサイドスタンド)

ロードバイクってそもそもスピードを追求した乗り物なので、よけなものは極力除外してあります。

一般の自転車には付いている泥除けやチェーンカバーもありません。
最も特徴的なのはスタンドが本体に標準装備されていないことではないでしょうか。

私も最初、スタンドなしでどうやってロードバイクを駐輪すればいいのかわかりませんでした。

コンビニやスーパーに立ち寄る時など、だいたいの人は壁やフェンスに立てかけたり、もしくは地面に横にして置いておくようですが、それでも不便なことには変わりありません。

私が使用しているのは、取り外し式で折りたたんでバッグにもしまえるこのアップスタンドです。

取り付け式のスタンドをロードバイクに取り付けるのも野暮ったいし、かといってスタンドなしでは日常生活
でいろいろ困ります。
先に述べたように、日本と違い圧倒的に自転車文化のない国でなのでどこに行っても自転車を駐輪するのには苦労します。

このアップスタンドのメリットは、何といっても軽いこと、簡単に取り外しができるということです。
細い棒1本でロードバイク全体を支えるのは頼りない感じがありますが、カーボン製なので強度は十分です。
これまでアップスタンドでCRNを立てかけておいて倒れたことはありません。

また別売りの アップクリップ(アップスタンド専用ホルダー) を使用することでさらに素早く取り外しをすることができます。

値段は決して安くはないですが、ロードバイクにスタンドを使用したい人には絶対おススメです。


5. バーテープ

GIZA PRODUCTS(ギザプロダクツ) コルク バーテープ
IMG_5904

バーテープを交換したのは完全に見た目のためです。
もともとCRNには白いバーテープと白いサドルが標準で装備されているのですが、クラシックなバイクにカスタマイズしたかったので、色だけで選びました。

素人なのでこれもいいか悪いか判断できませんが、今のところ全く問題なく使用しています。


6. ドリンクホルダー

Bikeguy ペットケージ (500mlペットボトル専用)
IMG_5908

ペットボトルがホールドできるという理由だけです。
レースなどに出るわけではく、水分補給は信号などで止まったときにするのでペットボトルで十分です。

これも今のところ使用上全く問題ありません。



7. iPhone用ホルダー

RAM マウント Apple iPhone4用 EZ-ON ハンドルバーマウント RAP-274-1-AP9U
RAM マウント EZ-ON/OFF バイクマウント RAP-274-1U

IMG_0257

私はあまり方向感覚がある方ではないので、どこか知らない土地を旅する時はGoogle Mapは必需品です。
iPhoneをポケットやカバンに入れたままだと、すぐに地図を確認することができません。

そこでiPhoneをハンドルバーの中央に取り付けていつでも地図を確認できるものはないかと探していたところこちらの商品を見つけました。

一見不安定そうで走行中に落ちるのではないかと思っていましたが、ジャカルタのデコボコ舗装道路をかなりのスピードで走っても、今のところiPhoneが外れて落ちるといったことはありません。

iPhoneホルダーにはビニールケースの中に入れて固定するタイプのものもあります。
iPhone本体が走行中に落ちる心配もないですし、急な雨でも安心です。

実際そのタイプも試したことがあるのですが、昼間の走行で直射日光によってiPhone本体の温度が上昇しまくりました。
危険な感じがしたのでそれ以来使用していません。