財布を買い換える
5年ほど使ってきたポールスミスの二つ折り財布がボロボロになってきたので、新しい財布の購入を検討することにしました。もともとの色はベージュに近い薄い茶色だったのですが、経年変化ですっかり濃い茶色になりました。
日本にいた頃はジーンズの後ろポケットに入れたまま、いわゆるケツポケという状態で電車で座ったりしてたので、型崩れしたり財布の中のカード類に色移りしたりし、財布の縁のコバと呼ばれる部分もほとんどが剥がれてきている状態です。
今回財布を買い換えるにあたり、以下のポイントに絞って探してみました。
- 財布の中のクレジットカード等に革の色が移らない
- 二つ折りでなるべく薄い財布
そんな中、ラルコバレーノというイタリアの財布が目に止まりました。
山羊革(ゴート)で薄く、ヌメ革と違って色移りしにくそう(勝手な想像)だったからです。
普通のサイズの二つ折りも合ったのですが、ミニ財布という一回り小さい二つ折りの財布がとても使いやすそうに思えたので、早速注文して購入してみました。
山羊革(ゴート)で薄く、ヌメ革と違って色移りしにくそう(勝手な想像)だったからです。
普通のサイズの二つ折りも合ったのですが、ミニ財布という一回り小さい二つ折りの財布がとても使いやすそうに思えたので、早速注文して購入してみました。
薄くて小さい…が
こちらのラルコバレーノのミニウォレット、カード類は4枚収納でき、うち1枚は札入れの中にあります。
現在の生活スタイルでは、カード類はクレジットカードを2枚、アパートのカードキー、パウチされたIDカードと、パスポートのコピーを持ち歩くだけなので、 カード類の収納力は問題ありません。
ただコインの価値が低くお札がもっぱら日常生活で使われる通貨の国で暮らしているので、札入れの収容力に少し問題がありました。
10枚ほど紙幣を入れると結構パンパンになります。
そのため買い物のときにおつりで紙幣を何枚かもらったときにはすぐに紙幣を財布にしまえず、一度全てのお札を抜き、お釣りでもらった紙幣と合わせて綺麗に縦横を揃えて入れ直す必要があります。
また、札入れの中のカード入れにもカードを収納したみたところ、札入れがさらに窮屈になり、結果、折りたたむ時にスライド式のベロがスライドする十分なスペースがなくなってしまい、ベロが札入れの中でひっかかってベロがシワくしゃになるという事態になってしまいました。
一度シワがついてしまうと、財布に何も入れていない状態でも、折りたたむたびにベロがひっかかりスムーズにスライドしなくなってしまいました。
解決策
シワになったベロを何とか伸ばそうと、ベロの部分だけ水に浸し、両面を何かのカードで挟んで洗濯ばさみで止め、一晩置いてみました。山羊革の特性はわかりませんが、ヌメ革を水やアセトンに浸して伸ばしながら型に沿わしその後乾燥させることでモノを成形したことがあったので、同じ要領で何とかならないかとやってみました。
結果はうまくいきました。
シワはなくなり、札入れのカード入れにカードを入れなければ、折りたたみ時にベロがうまくスライドするようになりました。
水分を含んだのち硬化するという特性も、ベロがうまくスライドするのに役立っているのだと思います。
ただ札入れにたくさんの札を入れようとすると再びベロにシワが寄りそうになり、財布を閉じるたびに少し神経質になる必要があります。
総合評価
最初硬かったカード入れも次第に柔らかくなり、だんだんと使いやすくはなってきました。サイズも小さいので、座るときは前ポケットに入れ替えたり、またシャツの前ポケットにも入るので、ケツポケをしたまま座ることもなくなりました。
いまだ現役の私のiPhone4s然り、小さいサイズというのは何かと便利です。
また山羊革(ゴート)は非常に軽くて柔らかく、表面は始めから細かいシワ模様となっているので傷とかに神経質になることもありません。
質感や手触りも文句はないです。
また今のところ財布のカード入れに入れているクレジットカードに財布の革の色が移って白くなるといった現象は起きていません。
まあ後ろのポケットに入れたまま座ったりしていないので、圧力をかけた時との因果関係はまだ分かりませんが。
一方で、小さいサイズというのはその機能を一部犠牲にしている面も否めません。
私にとって一番問題だったのはお札の出し入れがしにくいことでした。
たくさんの札を入れた状態の財布では、財布を折りたたむたびにベロにシワが寄らないように気を使うの必要があり、非常にストレスです。
日本で使用する分にはいいかもしれません。
スイカとクレジットカードと現金5,000円でも財布に入れておけば日常生活で困ることがないので、頻繁に札の出し入れをすることもなく財布に10枚以上の紙幣がたまることも少ないので、札の出し入れがストレスになることもないでしょう。
とはいえクレジットカードか電子マネーでほとんど暮らせるならいいでしょうが、ヨーロッパなどに比べて日本でもラーメン屋などまだまだ現金が必要な場面が多いと思います。
世に出回っている二つ折り財布のサイズが約9cm×11cmが多いというのは、そのぐらいのサイズがやはり使いやすいということでしょう。
まだ使い始めて2ヶ月ほどですが、やっぱりノーマルサイズの二つ折り財布がの方が使いやすいかな?
このラルコバレーノの二つ折りミニ財布はランニングやサイクリング用にするとして、あらたに別の財布の購入を検討することにしました。
続く
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