枕や食べ物に全くこだわらない私ですが、唯一の嗜好品がコーヒーです。
砂糖やミルクを入れない、いわゆるブラックコーヒーを堪能します。

日本でブラックコーヒーといえばドリップコーヒーが一般的ですが、海外だとアメリカーノ(Cafe Americano)かロングブラック(Long Black)が一般的な地域が多いです。

アメリカンコーヒーはエスプレッソをお湯で薄めたもので、ロングブラックも同じです。

家庭でコーヒーを煎れて飲みたい時は当然コーヒー豆を購入して煎れることになるのですが、この場合もフィルターを通してドリップさせるよりも、フレンチプレスと呼ばれるもので紅茶葉のようにしばらくお湯を注いで放置した後にコーヒー粉をプレスして入れるのが一般的であったりします。

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悪夢のようなロンドンコーヒー

昨年ロンドンへ訪れた時、コーヒーの不味さはまさに悪夢でした。

噂には聞いていたのですが、まさかここまでコーヒーがまずいとは…。

それなりの喫茶店に行けば美味しいコーヒーもあったのですが、スタバ(STARBUCKS)、コスタ(COSTA COFFEE)などのチェーン店が軒並み全滅。

何と言っても「薄い」。

ただの黒いお湯。

インスタントコーヒーの粉を多めにして飲んだ方がマシなレベルでした。

その中ではカフェ・ネロ(CAFFE NERO)だけが唯一美味しいコーヒーが堪能できるコーヒーチェーン店でした。

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懐かしい味のカンボジアのアイスコーヒー

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こちらはブラックコーヒーではないのですが、カンボジア・プノンペンのロシアンマーケットの中にあるアイスコーヒー屋さん。

コンデンスミルクを入れて甘さたっぷりで頂く昔懐かしい味のするアイスコーヒーです。
確か1ドルぐらいだったかな。
なくなったら継ぎ足してくれたので、2杯分ぐらい頂けます。

去年の8月にビザの申請のためにプノンペンを訪れた時、以前カンボジアに住んでいたヨーロッパの同僚に連れてきてもらいました。

私はブラックコーヒー派ではありますが、なかなか美味しかったです。

店先にはここを訪れたたくさんの国の人が書いたと思われる色紙やノートの切り抜きがありましたが、日本人のものは見当たりませんでした。
ネットで日本語で検索しても出てこないので、おそらく地球の歩き方とかには載っていないのでしょう。

ロシアンマーケットでの買い物に疲れたら、是非一度訪れてみてはどうでしょうか。

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スターバックス

日本でも海外でもスターバックスに行くことはたまにあるのですが、行くときは決まってラテかカプチーノを頼みます。

なぜならブラックコーヒー派の私にとって、スタバのブラックコーヒーは美味しくないからです。

ここインドネシアにも鳥取県以上にスタバはたくさんあるのですが、インドネシア人にはブラックコーヒーの文化があまりないらしく(コーヒーも紅茶も砂糖たっぷりでむちゃくちゃ甘いのがお好き)、みんなクリームのたっぷり入ったものを頼んでいます。

メニューにあるブラックコーヒーはアメリカーノとドリップコーヒー(Brewed Coffee)のみ。

こちらもただの黒いお湯でした。


お気に入りのジャカルタのコーヒーショップ

そんな中、ジャカルタのコーヒー店ではチェーン店である「Coffee Bean & Tea Leaf」が店によっては濃いコーヒーが出てくるので、ショッピングモールを訪れた時はたまに利用します。

でもおいしいコーヒーが飲みたくてそのためだけに行くことがあるのは、 CITOS(Cilandak Towns Square)にある「Antipodean」のロングブラックと、Senayan Cityにある「BAR COFFEE」のロングブラック。
どちらもしっかりコクがあって苦味もしっかりあり、かつ濃い味を堪能できます。

Antibodeanの方はコーヒー豆も購入することができ、同僚の一人は毎週ここで豆を買っています。

言い方が悪いかもしれませんが、インドネシア人のコーヒーの舌は日本人の舌と好みが違うので、西洋人が多いコーヒー店を選ぶと間違いないかと思います。
コーヒーをブラックで飲む文化があるかないかという意味で。

ちなみにBAR COFFEEの方は禁煙ではありませんが…。

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家でも美味しいコーヒーが飲みたい

冒頭で述べた家庭用のフレンチプレス、あまりおいしくありません。 ドリップに慣れているからおいしくないのかな?

よく購入したコーヒー豆は、アラビカ豆。一杯のコーヒーを煎れるのにスプーン大さじ四杯ほどのコーヒー豆(粉)を使わないと、好みの濃さのコーヒーになりません。

またプレスした時に少量のコーヒー粉が上部に流れ込むのが避けられないため、飲んだ時に粉っぽくなることもよくあります。

どうしたら毎朝おいしいコーヒーがここジャカルタで飲むことができるかのか? 

最終的に私がたどり着いたのは、「ネスカフェ ドルチェグスト」です。 

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ネスカフェ ドルチェグスト

はっきり言って日本にいた時は全く目にも止まりませんでした。
カプセルを使ってコーヒーを煎れるというのがインスタントっぽいイメージがあったからです。

ただジャカルタに来て、オフィスに備え付けられていたこのドルチェグストのマシンでコーヒーを飲んでその味に惹かれました。
インスタントコーヒーどころかスターバックスやそこらのコーヒーチェーン店のブラックコーヒーを凌ぐバランスの良い味がそこにはありました。

すぐにドルチェグストのマシンを買いに走り、それからというもの毎朝このドルチェグストのマシンにお世話になっています。

カプセルをセットして10秒ほどで出来上がり、手軽に簡単にコーヒーが飲めます。
ドリップを待つ時間やプレスする必要もないので、忙しい朝にもぴったりです。
(今は忙しい朝とは無縁の生活なのですが…)

ドルチェグストでブラックコーヒーにあたるのが、「GRANDE INTENSO」。
日本では販売されていないタイプで、国によって発売されているカプセルの種類が違うようです。

Kuningan の「Lotte Shopping Avenue」の2Fにネスカフェドルチェグストの特設コーナーがあり、店員さんに言えば試飲させてもらえるので、興味があれば試してみてはいかがでしょうか。




ネスプレッソ

もう一段上のコーヒーを堪能したいなら、ネスプレッソが一番の選択肢になります。
私は最近同僚から中古のネスプレッソマシーンを貰い受けました。
 
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こちらはブラックコーヒー(というかエスプレッソ)のカプセルの種類だけで23種類もあり、より好みにあったコーヒーを選ぶことができます。

何種類かのカプセルも一緒にもらったので、現在どれが私の好みか試し飲みしている最中です。 

ネスプレッソの唯一にして最大の欠点は、ここジャカルタではカプセルが手に入らないこと。
 
上司がシンガポールへ行った時に買ってくるようお願いするか、日本に一時帰国した時に大量に購入するかしか、今のところ手に入れる手段がありません。


結論

濃いコーヒーが好みの私が海外でも美味しくコーヒーをいただくには、チェーン店でないコーヒー店を地道に探し歩くか、マシンに頼るかです。

ドルチェグストは手軽でかつ一杯の値段も手頃なので、いつか日本に戻って生活する時が来たとしたら、おそらくその時も購入すると思います。それぐらい気に入っています。

ドルチェグストやネスプレッソでコーヒーへの欲望は満たされるのですが、コーヒーを楽しむ要素は何も味だけではありません。

雰囲気のある喫茶店で、コーヒーを飲みながらのんびりと時間を過ごす。

こういった些細なことが小さな幸せを感じる瞬間の一つだったりします。


平日の朝は自宅のマシンで、週末の朝はのんびりと喫茶店でコーヒーを楽しむのが、今の私にとって美味しくコーヒーをいただく最良の方法です。