本日未明、新しいiPhoneが発表されました。

新しく搭載された様々な機能の中で、iPhone7が晴れてFelica、つまり「おサイフケータイ」に対応したのを喜んでいる人も多いのではないかと思います。

私個人はおサイフケータイを使ったことがないので、財布ごと改札にかざしたりコンビニの端末にかざすよりも便利なのかどうかはわかりませんが、あっても困らない機能なので試してみたい気持ちはあります。

ただ今回残念、というか非常に失望したのが、このFelica搭載のiPhone7/7Pulsは、日本発売の機体のみだということです。 

公式ページのLTE対応表を見ると、iPhone7と7Pulsが、以前の中国専用のiPhoneのように完全に孤立しています。

36 AM
ただでさえ日本のみカメラのシャッター音が消せないという欠点があったのに、これで完全なガラパゴス化です。


来年以降発売のiPhoneはどうなるかわかりませんが、少なくとも今のところ、AppleはFelicaを国際的に広めようという気はないということが伺えます。 

以前にも述べましたが、Suicaの反応速度はピカイチです。
ロンドンのチューブ、シンガポールのMRTを経験しましたが、Suicaに慣れ親しんだ日本人にはストレス以外の何物でもありません。

個人的にはFelicaの技術は世界に誇れるものだと思うのですが、今のところ誇れる機会を失ったと言えそうです。

もしFelicaが世界中のiPhoneに搭載されていたら、日本に訪れる外国人はFelicaの利便性に気づくでしょう。
もしFelicaが世界中のiPhoneに搭載されていたら、自分のクレジットカードからiPhoneのSuicaにチャージして、電車で移動しまくってコンビニで買い物しまくることができたでしょう。 


私はAppleを責めているではありません。

こうなる前に優れた技術を世界に広めようとしなかった日本に物申したいのです。


「ガラパゴスケータイ」と半分馬鹿にしてiPhoneを使い始めた日本が、シャッター音が消せない仕様、WhatsAppよりもLINE、そして今回の日本のみのFelica搭載で、再びガラパゴス化へまっしぐらなような気がしてなりません。