ラレーのCRNを買って早4年。

これまでジャカルタ、日本、そしてセブで走り続けて来ました。

故障と言えばパンクぐらいなもんで、これと言って大きな問題はありませんでした。

ただ今回、日本からセブに自転車を輪行した際、フレームに大きな傷ができてしまいました。
写真を撮るのを忘れたのですが、塗装は完全に剥がれ落ち、曲がっていてもおかしくない程の傷でした。

実はこれ、成田からセブへの輸送の際ではなく、実家から成田への輸送の際にできた傷です。

覚悟の上での配送だったので、どこの配送業者だったかは言いませんが、国内での自転車の配送には段ボールなどのハードケースを使用することをお勧めします

私は今回、オーストリッチのソフトケースだったのですが、傷のつき方から見ると、明らかに誰かがカバンを開けて無理やり中身を取り出そうとした形跡がありました。
ソフトケース自体が問題だったかどうかは分かりませんが、少なくともハードケースにして中身を開けられないようにしておいた方が安全だと思います。

とにかく、傷ができてしまったものはしょうがない。
なんとか修復しないと、傷の箇所が錆びてきて折れてしまうかもしれない。

でもここはセブ。日本のように簡単に修理を依頼できるわけじゃない。

そんなわけで、今回はDIY、Do it yourself!と言うことで、フレームの傷を自分で補修したのでレポートしたいと思います。

iPhone用ホルダーの補強も合わせてどうぞ。


フレームをカーボンファイバーで補強

IMG_0515

私の愛車、RaleighのCRNはクロモリフレームです。

だからこそ塗装の剥げはすぐに修理しないと錆びてしまうのですが、ただ塗装し直すとしても、実際の傷の深さも不明だし、すでに塗装の剥げたクロモリのフレームに小さな亀裂があるかもしれません。

そこで今回は塗装をし直すという修復の方法ではなく、アクリル樹脂にカーボン繊維で補強という方法を取りました。

  1. 準備するものはアクリル樹脂、硬化剤、そしてカーボン繊維です
  2. まずはカーボンファイバーを塗装の剥げたところに巻きつけ、両面テープで仮止めします
  3. その後、硬化剤を混ぜたアクリル樹脂をカーボンファイバーに染み込ませ、硬化するのを待ちます
  4. 完全に硬化する直前に、指か硬いヘラのようなもので樹脂を押し込んで圧縮させます
  5. 表面が平らになって、完全に硬化したら完成です
すみません、作業中に写真を全く取らなかったので文章による説明だけになってしまいました。

完成後の写真が以下になります。

IMG_0755

カーボン繊維の特性上、切り口から綻んでくるので両面テープでの仮止めは必須なんですが、それでも綺麗な切り口にはなりません。

なので少々不格好ではありますが、カーボン繊維の上下端に黒のビニールテープを巻いてあります。

「Raleigh」のロゴの一部がカーボン繊維で隠れてしまいましたが、傷がこの位置だったので致し方ありません。

応急処置、DIYとしてはこれで十分でしょう。

もともと見た目を気にするタイプでもないので。

IMG_0754

ちなみにこのCRNのフレームの色はブラックではありません。クラブグリーンという深い緑色なんですが、遠目には黒に見えるので、カーボン繊維の黒とビニールテープの黒ともそれほど違和感ないように思えます。


iPhone用ホルダーの補強

iPhone 4S 時代から iPhone SEに変えてからもずっとこのiPhoneホルダーを愛用しているんですが、これまで3回、写真のように爪の部分が折れてしまいました。

IMG_0514

余談ですが、私はiPhone 3GS(2009年)からのiPhoneユーザーですが、iPhone 4S、iPhone SEとこれまで2回しか機種変更してません。
これってやっぱり少ないのかな?

まあともかく自転車にマウントするには小さいiPhoneがベストなわけで、カバーを着けない裸持ちの私にとってはこのホルダーがベストチョイスなんですが、唯一の欠点が首の部分の弱さでした。

とは言っても1年ぐらいはもってくれてはいたんですが、iPhoneを装着するたびに首の部分に曲げ応力が生じて、繰り返しの負荷によって破損するということのようでした。

なので新しいホルダーを購入した際に合わせてこの首の部分をカーボン繊維で補強することにしました。

やり方はフレームの補強と全く同じ。

以下が完成した写真になります。

IMG_0756

果たしてこれがどれくらい持つのか?
カーボン繊維ありの方が長持ちするのか?

補強したてなのでまだ分かりませんが、とりあえずはこれで様子を見てみたいと思います。